ピスト(トラック)


ピストとは

ピストとはトラックレーサーのことでトラック競技(トラックレース)用の自転車。ピストレーサーと呼ぶこともあります。

ピスト | 構造

基本的にロードバイクよりもシンプルな構造をしています。また競技用自転車としてはトラックレーサーは(トラック競技がなかった時代からの)最も古い形態です。
■フレーム
競輪では鋼材を使用したフレームしか用いられないが、一般的にはカーボンコンポジットやアルミなども用いられます。特に世界選手権ではカーボンフレームが主流となっています。
■駆動系
トラックレーサーはギアがフリーホイールではなく固定(ハブに小歯車が固定されている)で、走っている間は常にペダルを回さねばなりません。幼児用自転車/三輪車と同じです。
■ブレーキ
競技専用であるためブレーキが無いです。止まるときはペダルを逆に踏んで止まる(バックを踏むとも言う)ビーチクルーザーなどのコースターブレーキとは違い、タイヤと直結したクランクの回転を止める事で減速及び停止します。 保安部品、特にブレーキ装置を備えないため、そのままでは公道を走ることはできません。街道用としてピストフレームの後方のシート部に板を挟んで取り付けるタイプのブレーキが売られています。しかし、公道を走るためには道路交通法、内閣府令により“前車輪及び後車輪を制動する”とされている為、法律を遵守して公道練習を行うためには大改造が必要となります。(「KEIRIN」のCM映像では公道練習用の前後ブレーキ付き車種が登場する) ブレーキが無い理由は、軽量化や、構造の簡素化による車体故障の防止だけではなく、最接近して争うトラック競技において走行中のブレーキは即接触となり重大な落車事故に繋がりかねないためです(速度は大きく異なるが、オートレースの競走車にブレーキが無いのも同様の理由である)。
■車輪
トラックレースは屋外の競技場で行う場合もありますが、屋内の板張りトラックで行うため、非常に細い高圧タイヤを使う場合が多いです。車輪もトップレベルでは前輪に翼断面を持つカーボンアームホイール、後輪にはディスクホイールを使うことが多いです。 国際競技などで使われるものの車軸径は、前9mm、後10mmであるが、競輪では双方とも8mm軸を使います。オーバーロックナット寸法(車輪を車体に止める幅)は、前100mm、後110mm、または120mm(ダブルコグ)です(通常のロードバイクは前100mm、後130mm、マウンテンバイクは前100mm、後135mmである)。 ダブルコグ(両切り)とは後ろ車輪の両側に歯車(コグ)があるもので、両側に違う大きさの歯車(スプロケット、コグ)を取り付け、車輪を裏返すことでギア比を変えるためです。練習用に、ダブルコグの片方にフリー機構の付いた歯車をつけることがあります。古くは片側に2枚をつけられ、必要に応じてチェーン架け替えが出来る物もありました。
■ハンドル
ハンドルは、いわゆるドロップハンドルの一種であるが、ロードバイクのように"長時間乗るため、いろいろな場所を握り、乗る体勢を変えて疲労を防ぐ"という目的ではなく、"ハンドルの下端を握り、最大限の力をペダル、クランクへかける"という目的で使われます。ロードバイクがバーテープというテープ状の滑り止めを巻くのに対し、トラックレーサーは筒状のスリーブをハンドルにかぶせる場合が多いです。 ロードバイク用ハンドルが水平部分を持ち「マースバー」と呼ばれるのに対し、トラックレーサー用は水平部がない曲線のみで、「ピストバー」と呼ばれる。また材質もロードバイク用は軽量化のため通常アルミ材が普通であるのに対し、トラックレーサー用は鉄系材料を使用し剛性優先となっています。またDHバーのようなタイムトライアル専用のハンドルを使用することもあります。 ステム(ハンドルを車体フォーク部に取り付ける部品)に「天返し」というタイプを使い簡単にハンドル上下をひっくり返せるようにしたものもあります。
■その他
1980年代には、前輪を後輪より小さくして極端な前屈姿勢になる事で空気抵抗の低減を狙ったもの(ファニーバイクと呼ばれ、前24-26インチ、後ろ26インチ-700cなどを使った)が存在したがUCIの競技規定により、現在は使われなくなりました。1990年代にはトライアスロン用のDHバー(ダウンヒルの略)と呼ばれるハンドルをトラックレーサーに装備して、またヘルメットの形状を前傾した背中と一線にしたデザインに仕上げ(エアロヘルメット)空気抵抗を減らす試みが登場しました。 競輪競技用トラックレーサーには、競技の公正さ担保の為にJKA規格に適合した部品を使用する義務があります。なお、ペダルに関しては全てクリップアンドストラップモデルのみで、ビンディングペダルに規格基準を通過した製品は存在しません。

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地域によって異なるピストスタイル

町で見るピストライダー達はとても個性がある。
それぞれのピストには面白いくらいに個性が良く現れるのだ。
また同じアメリカでもニューヨークとサンフランシスコでスタイルが違うように、日本でも違う。
フェスティバルなどがある際には足を運んでみるといいだろう。そこには世界中の個性が溢れかえっている。


近年のピスト交通事情

近年ピストがムーブメントとなり、それに比例するように事故が多発しているらしい…
その為、ピストに対しての交通規制が厳しくなってきたようだ。
某ブランドが掲載したピストの広告「ブレーキなし、問題なし。」も話題になったものの、すぐに撤去されてしまった。
ピストに乗る人々はみなブレーキを付けてはいない。ある人はピストにブレーキをつけてしまったら、ピストではなくなってしまうと言う…
これは今後のピスト問題で一番問題とされるところだろう。
今後、ピストライダーはどうなっていくのだろうか…

ピスト・サイトマップ